E&L AKS74U いじり方って人それぞれなんだよな~

どこかで6万かけていじってもらった E&L AKS74U クリンコフ がどうにも調子出ないということで依頼を受けた。

基本、E&L はLCTをいじるよりお金と手間がかかっちゃうので受けない方向。

ましてやクリンコフはハンドガードの寸法が長いという残念な仕様で選ぶ理由が全く見当たらない。

万が一外装関係等で壊れたときのパーツ供給もない。

なにかメリットあるんだろうか?

そんなこんなはさておき。

この E&L クリンコフには不知火商店の陽炎が入っていた。

チューン内容は7.4Vで駆動させるという仕様らしい。

何故7.4Vに拘るのかもさっぱりわからんけどとりあえずバッテリー繋いでセミを撃ってみる。

ウィポ ウィポ。。。

電子トリガー入ってて「ウィ」の部分はいらんやろ。

設定してないとかなのか? いや電子トリガーの代金差し引いても4万近く払ったらしいからそんなわけないわな。

なんだか知らない疲れが襲ってきたので、もう分解してしまおうと決断。

メカボを取り出したときにおいおいと思ったのは、ノズルの動きが悪かったこと。まだメカボを割ってもいないのに嫌な予感しかしない。

気密 気密とうるさいやつおるけど、ノズルの中のOリングとシリンダーヘッドの相性悪いと動きが渋くてノズルが適正な位置に来たときにピストンが空気を吐き出すことができない。この状態は気密が良いってのとは全然違う。

秒間25程度でも一発一発の間隔は0.04秒しかないんだから動きが渋い時点でアウト。

アルミのノズルにアルミのシリンダーヘッドは交換したパーツなのかもしれないけど、すでに要らないパーツに。

メカボを割ってみよう

とりあえず何のメリットも感じないQDスプリングガイドを外してスプリングを抜く。

メカボの分解組立になれた人なら別にQDタイプじゃなくていいというはず。

ましてやM4なんかと違ってストックパイプの固定ネジでスプリングガイドを固定できないんだから、Ver.3にはQDなんて要らないと思う人も多いと思う。

指でスプリングガイドの上や下を押すだけでカタカタ動いて斜めになって止まるんだから、こりゃ駄目だってなるわなー。

実際サイクルちょい上げのセットでフルオートで撃つとたまにギギっていう。

ピストン後端がスプリングガイドに押されるのか引っかかるのかしたスプリングの隙間にでも一瞬引っかかるんではないかと思う。

スプリングも縮みながら多少たわんだりもしとるだろうしね。

ってメカボを割ってみようなんていいながら全然進まないなー

ELのスプリングガイドはけつの部分にネジも切ってなく大きなマイナスが掘ってあるだけ。固定させるきはさらさらないと。

なので旋盤でネジを切ります。

これで固定できるようになると。

で、メカボのネジを外していくわけだけど、ノズルに近いとこのネジ穴がなめてた。

EL純正チャンバーはこのネジと共締めする。

しかしこの個体はどこぞのCNCアルミチャンバーに交換してあった。

実はこれが曲者で、CNCチャンバーはノズル→バレルのルートに対して給弾ルートが90°になっとるのが多いというか、そういうのばかり見てきた。

ところがマルイコピーのLCT等は微妙に銃口からみて後ろにオフセットしとる。

これ関係ないようでトラブルの元になることがある。

マガジンによってはBB弾を抑える部品の斜めにカットしてないフラットなところに当たってしまい 且つ、CNCアルミの鋭くて硬いエッジでストッパーを削ってしまいマガジンをおしゃかにしてしまうことがある。

なんでもかんでも社外の高いの使えばいいってもんではないんだよなー。

あと、EL純正チャンバーはメカボに固定するので一見良いように見えるけど、メカボとアウターバレルが完全に平行出てればいいんだろうけど決してそうではないので下側に隙間ができてたりする。

良く見かけるのは出ない初速を無理やり強いばねで補ったカスタム。 ELあるある。

とあるチャンバーの穴を楕円に加工して組み込みの時にメカボに押し付けながらチャンバー固定のねじを締めればきっちり他のメーカーと同等の初速がELでも出る。

もちろん純正でちゃんと初速出る個体もある。 しかし出ない個体も結構あるのが残念。

隙間が空いているのに強いばねで補って初速を稼ぐと初速は出るけどイマイチ弾の伸びがない弾道になったりする。

ノズルと弾にクリアランスがあるので気密漏れな状態になるからだと思う。弾にはしっかりトルクの載った圧縮空気を押し当てるイメージが理想。

うーんまた話がずれた(^-^;

今度こそメカボを割ってみよう!

で、まあメカボをオープン。

電子トリガーをさっ引いて4万のカスタム内容に大いに期待する。

シリンダーヘッドとノズルは相性悪いのわかってたのでバイバイする。

オーナーに返すので今後何かに使うなら使ってください。

シリンダーは中途半端な加速シリンダー。これも要らないので返却する。

ピストンは良さげなフル金属歯なので採用。どこのかは知らないけど、なんだか良さそう。

ピストンヘッドもそのまま採用。

ギアはEL純正でした。。。注文のコンセプトは18:1では合わないので交換。

純正ギアのまま4万円かかるカスタムってのはこの時点ではまだ理解出来ずにいた。

タペットプレートは赤いのが入ってた。使えるかどうかというより、ノズル・チャンバー・タペットプレート・シリンダーヘッドは枯れたセットアップが安心なので交換してしまう。 いうて400円しないし。

モーターはEG1000でした。 確かに11.1Vで回すには不安なモーター。 むか~しリポが出始めのころに11.1VとEG1000の組み合わせで使ってみたらすぐ逝かれたので使わなくなりました^^:

すぐ使わなくなったので、しっかりとしたデータを持っているわけではありません。 けどEG1000を指定されても断ります。

結局ほとんどのパーツを交換することになりました。

レバレート

いわゆる工賃を算出する時間当たりのレート

車屋さんなんかでは各作業に対してメーカーの決めた時間が設定されとる。

エアガンの世界にそんなのは存在しないので各ショップバラバラだと思う。

にしても、今回使用してある部品を見る限りやや高いのかなと思える内容。

せめて電子トリガーを入れたならそれなりに体感できるレスポンスには持っていってあげて欲しかったと思う。

時間工賃なので、いじる人がどれだけ苦労したと感じるかによって変わってきちゃう側面もあるからなんとも言えないけどねー。

基本、設備が揃ってれば揃ってるほど時間辺りの工賃は高くなる。

今回預かったクリンコフに特種な道具を使った形跡は一切ないけどね。

後は組んでいくだけ

取り敢えず色々腑に落ちないまま希望された感じのセットアップしていく。

特に問題なくメカボ内部の組み込みは完了。

前述したスプリングガイド後端にネジを切ってストッパーを取り付けたくらい。

これくらいの作業で追加料金とかはかかりません。

あと何かしたっけなー?

あ! たいしたことではないんだけど、トリガーストロークを縮めたいということで、トリガーにM3のネジ切ってセットビスでトリガーストロークを調整できるようにしました。

これもストローク短くしたいって気持ちはわかるので工賃は頂いておりません。

こういうちょっとした作業で意外と時間はかかっちゃうんですけどねー(^-^;

レシーバーへの組み込みで、ストッパーつけた分多少のすり合わせは必要でした。

グリップはLCT用の最近っぽいやつ?に交換するのに

トリガーガードの形状違いがあったのでグリップ側を加工。

これも工賃は(略

パテロック(笑

どうも最近の若いのはネジロックのことをパテというらしいですねー

緩み止め目的で使うのかと思ったら分解防止として使うらしいです。

世の流れについていけません(^-^;

いじる側の人間にとって分解防止ってなんのメリットがあるんでしょう?

ただ面倒なだけなんでは?

ちなみに自分が使うのは弱強度です。

M3やM4程度のネジが多いので中強度以上を使うと5年ぶりのメンテとかになったときに炙らないとネジをなめてしまいます。チャンバー付近やモーターマウントなんかは炙りたくないので。

リアサイトブロック下のイモネジ二本とモーター調整ねじは多めに塗布します。

どちらも緩んで欲しくないネジです。

しかも少量の塗布では全部上に上がってきてしまうので効きません。

うん。なんだか面倒くさくなってきたので割愛。

ELの場合リアサイトブロックやクリンコフのアッパーのヒンジぶはアウターバレルにきつく嵌まっているので一度頑張って外して軽ーく擦っておくと次からの分解も楽だし、きっちり隠れたイモネジも締めることができる。

分解防止どころか整備性向上だよね。

組み上げ

まあ後はチャンバーにちょいと加工してきっちりメカボとフィットするように組む。インナーバレルは6.10mmバレル。

組み込んだスプリングと合わせていつも通りの初速になればばっちり。

うちのスプリングはmade in Gifuです。

国内生産物です。凄く細かな注文に応じて作ってくれるプロフェッショナル。

お陰さまでデータも出るし作業性が上がってます。

目一杯縮めた状態で焼いてからそのまま冷ましてあるので、へたりが非常に少ないバネになってます。

今回も計測したところ狙いどおりの初速で一安心。

しかし、ハプニングが!?

初速測ったりなんだかんだトップカバー開けたまま動いてるうちにヒンジのピンが抜けてた!?

ヒンジピンとスプリングはあったのだが、アッパーを支えるピンがない。。。

まじかー!

しかもヒンジピンは片側は潰してあるけどどうみても寸足らずでもう片側に潰せるだけの代がない。若干太くしてあったのだろうか?

しかしゆるゆるで機能してない。

後日わかったが、オーナーもピンが抜けるのに悩んでたそう。先に言ってよ(笑

しかたないので抑えのピンとヒンジピンも作る

乗り掛かった船なので作ります。

この二つ。

旋盤加工品です。

ヒンジピンは両側きっちり潰せるようにした。

アッパー抑えピンは内部採寸して長さは組んで見て現物合わせで切断した。

スチールなので、黒染めで仕上げ。

失くしたのは自分なのでこれも無料奉仕です。

PT-1ストック取り付け修正

どこでつけたのか誰がつけたのか知らないけど、オーナーいわく、構えて撃っているとロックが外れて畳まれてしまうと。

これがストレスなのでなんとかして欲しいと言われた。

これはストックロックとPT1側をしっかひっかかるように削って修正。

がっちり止まっとる。

やっと完成

めでたしめでたし

オーナーいわくやっと使えるようになりましたとのことでした。

まあ、ELやりたくないとか言ってうちで断ったので他所にいってこんなことになったので責任は感じてますm(._.)m

AKはAK専門店でってね

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